残業や休日出勤、したくないのにしてしまうのは、あなたのマインドセットが原因かもしれない

働き方

残業や休日出勤、したくてやっている人は少ないと思います。したくないのに、自分の評価を気にして残業してしまうのは、あなたのマインドセットのせいかもしれません。自分自身のマインドセットを知り、そのマインドセットから解放されれば、したくない残業をしないという選択ができるようになります。

マインドセットとは

「マインドセット」の定義

マインドセットとは経営学の用語としてよく用いられます。

mind set:マインドセットとは、経験、教育、先入観などから形成される思考様式、心理状態。暗黙の了解事項、思い込み(パラダイム)、価値観、信念などがこれに含まれる。マインドセットという言い方は、人の意識や心理状態は一面的なとらえ方はできず、多面的に見てセットしたものがマインドの全体像を表しているということから来ている。

創造と変革のMBAグロービス経営大学院

つまり・・・

マインドセットとは:思考のクセ、思い込み、価値観や信念のこと(無意識のものを含む)

マインドセットの種類
マインドセットは2種類ある
  • 成長マインドセット(Growth mindset)
  • 硬直マインドセット(Fixed mindset)

成長マインドセットとは、物事をポジティブに捉え、現状を変え成長していくマインドセット

一方の、
硬直マインドセットとは、考えが固定化され、変わることにストップがかかってしまうマインドセット

2つのマインドセットを表すたとえ話があります

靴を売る営業担当者がアフリカの地へ行き、人々が全く靴を履いていない光景を目にします。

その時、成長マインドセットの持ち主の営業担当者は
「靴を履いている人が全くいないのでビジネスチャンスは大いにある」と考えます。

一方、硬直マインドセットの持ち主の営業担当者は
「靴を履いている人が全くいないので、靴は売れません」と考えます。

同じ事実を前にしてもマインドセット次第で考え方が異なり、行動も変わってくるのです。

しかし、変化を恐れる硬直マインドセットの持ち主も自分がそのようなマインドセットの持ち主であると自覚できれば変わることができるのです。

あなたはなりたい自分になるために、変わろうとする成長マインドセットを持ち合わせているでしょうか?

マインドセットから解放されるには

マインドセットから解放されるための4つのステップ

STEP1:自分のマインドセットを知る

残業したくないのに、残業をしてしまう人にはどのようなマインドセットがあるでしょうか。次に挙げるのは残業したくないのに、残業してしまう人のマインドセットの一例です。

  • 「残業をする人が評価される」というマインドセット
  • 「人からの評価を気にする」というマインドセット
  • 「自分は能力が低いから時間をかけて成果を上げなければならない」というマインドセット

まずは、自分のマインドセットに自覚的になることが必要です。

STEP2:自覚したマインドセットを疑ってみる

次に、自覚したマインドセットを全て疑ってみましょう。

  • あなたは本当に残業するかしないかで評価されているのか?
  • 人からの評価を気にしなければならないのか?
  • そもそも人からの評価を上げたいのか?
  • 能力が低いからと感じるのはなぜか?
  • 残業をして時間をかけたことで成果を出せているのか?

自分の中にあるマインドセットが本当に自分に必要なのか疑って考えてみましょう。
残業をする時間をパートナーや家族との時間に使いたいという望みがあるにもかかわらず、不要なマインドセットを持ち合わせていないでしょうか。

STEP3:新しいマインドセットを言語化する

自分の中にあるマインドセットを疑ってみて、自分に本当に必要なマインドセットを言語化してみましょう。

  • 残業しないからと言って評価されないわけではない
  • 会社の人からの目は気にせず自分のペースで仕事をして成果を出す
  • 自分の能力を最大限に発揮するために残業はしない
  • 8時間は働いているのだ、それ以上の残業は必要ない

言語化できたら、それらを書き出してみるのも良いでしょう。

STEP4:新しいマインドセットを21日間意識させる

新しいマインドセットを真の自分のマインドセットとするために21日間意識させることが大切です。新しいマインドセットを忘れずに意識し続けることで習慣化していくのです。

脳科学の分野では「短期記憶」と「長期記憶」が存在します。「短期記憶」で覚えられるのは一般的に十数秒から数時間と言われています。この短期記憶が長期記憶に変わるには、少しずつ情報を入れていくしか方法がありません。同じ情報を21日間少しずつ入れていくと長期記憶が上書きされ、潜在意識が働き習慣化していきます。

真のマインドセットを21日間継続的に意識するために、
言語化した新しいマインドセットを毎日見える位置に置いて行動にうつしたり、
他の人と話して共有し、改善したい思考の癖が出てきたら指摘してもらったり、
自分の行動を見直してみたりしながら、習慣化し、真のマインドセットを手に入れましょう。

マインドセットを変える際の注意点

マインドセットは、冒頭で確認したように自分の生きてきた道や受けてきた教育に深く根ざす価値観のことを言います。そのため、マインドセットを変えることはこれまでの自分の経験や出来事から得られた価値観を見直す作業になります。時には、過去を否定しなければならないこともあるでしょう。これは大きなストレスのかかることです。そこで以下の点に注意が必要です。

  • マインドセットは徐々に変えていく必要がある、すぐに変えようと思ってはいけません
  • マインドセットを変える過程で自己嫌悪に陥ってしまう可能性もあることを知っておく
  • マインドセットはすぐには変わらないのでスモールステップで変えていき小さな成功体験を実感しながら進めましょう
  • 思い通りに新しいマインドセットを実行できなかったとしても、トライをした自分を褒めてゆっくりトライし直しましょう

残業が当たり前の毎日からいきなり残業ゼロにする、というのはハードルが高すぎます。まずはいつもより30分早く仕事を終了させるという小さな目標を掲げてみるのもいいかもしれません。

マインドセットを意識的に持って自分の人生を生きよう

本当の自分はどうしたいのか、見失うことは多くあります。しかし人生は一度きり。人生の最期に、仕事ばかりの人生を後悔し、もっと家族と時間を過ごしておけばよかったと後悔する人は多いそうです。

そんな後悔をしないように、残業しないことを真のマインドセットに取り入れ、空いた時間を有効活用し、自分の歩みたい人生を歩んでいきましょう。

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